「大会を開いてくれた皆さんに感謝」優勝の小松さん

「夏と花火と私の死体」の魅力を語る小松さん

 2年ぶりに開催された全国高等学校ビブリオバトル決勝大会で、沖縄県代表として初めて優勝した県立小禄高校3年の小松美幸さん。表彰式で「全国大会に参加できたことがうれしいです。大会を運営していただいたスタッフの皆さんに感謝したい」と喜びを語りました。
 

 普段は恋愛小説を読むことが多いという小松さんが紹介したのは、ホラー界の鬼才、乙一さんのデビュー作「夏と花火と私の死体」(集英社文庫)。殺害された少女の目線でストーリーが展開されていくホラー小説。小松さんは「文字だけでこんなに怖い思いをするとは思いませんでした。ページをめくるたびに心拍数が高まり、ラストにかけて鳥肌が止まりません。本を全く読まない人に読んでほしい」とアピールしました。
 

 将来は太平洋戦争末期の沖縄戦の歴史や沖縄独自の文化について教えることができる社会科教諭を目指すそうです。

(2022年1月27日 14:39)
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