岡山県代表は岡山南高の田辺さん
高校生たちが面白いと思った本の魅力を語り、聴衆がどの本を最も読みたくなったかを決める「第6回全国高校ビブリオバトル」の県大会が2日、岡山市北区の県立図書館で開かれ、県大会には6人が出場、1人5分の持ち時間で約50人の聴衆を前にお薦めの本について語りました。
チャンプ本には県立岡山南高3年の田辺瑞菜さんが紹介した「天使も怪物も眠る夜」(吉田篤弘著 中央公論新社)が輝きました。田辺さんは、来年1月に東京・よみうり大手町ホールで開かれる決勝大会に出場します。
眠りたくても眠れない「不眠の都」と化した2095年の東京を舞台に、物語の鍵となる「眠り姫」を捜すという展開。物語のポイントを通りの良い声で紹介し、「一つの謎を解くと、また新たな謎が生まれる。ミステリー好きの人に読んでほしい」と呼びかけた。表彰式後、田辺さんは「決勝大会でも、しっかりと面白さを伝えたい」と話した。
(2019年11月15日 15:36)