熊本県代表に豊住さん
お薦め本の魅力を語る豊住真衣さん
高校生がお薦めの本の魅力をアピールし、聴衆が一番読みたくなった本を決める「全国高校ビブリオバトル2018」の熊本県大会(くまもと森都心プラザ図書館主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社など後援)が19日、熊本市西区のくまもと森都心プラザで開かれた。大津高3年の豊住真衣さん(18)が優勝し、来年1月に東京で開かれる決勝大会の出場権を手にした。
県大会には、6校から6人が参加。5分間で、約80人の聴衆にお気に入りの本の魅力を紹介した。豊住さんは「2018年本屋大賞」を受賞した「かがみの孤城」(辻村深月著)について、「傷ついた人を包み込むような温かさがある。読んだ人はきっと心を揺さぶられるはず」と語り、聴衆を引きつけた。
豊住さんは「優勝できると思っていなかったので、うれしい。決勝でも、好きな本の魅力を多くの人に伝えたい」と語った。
【決勝戦の紹介本】
▽宇土高校 尾﨑 ひのかさん 『家守綺譚』
▽大津高校 豊住 真衣さん 『かがみの孤城』
▽熊本北高校 米 宏美さん 『キケン』
▽城北高校 堤 奈月さん 『舞踏会・密柑』
▽玉名高校 木村 勇大郎さん 『青の炎』
▽東稜高校 住本 唯さん 『今夜、ロマンス劇場で』
(2018年8月28日 16:56)