全国高校ビブリオバトル、大阪大会は陸洋さんV

大阪府の高校生大会で優勝した陸さん

　お薦めの本を紹介し合い、最も読みたくなった一冊を決める「第10回大阪府 中高生ビブリオバトル大会」（大阪府教育委員会主催、活字文化推進会議後援）の高校生大会が12月21日、大阪市内で開催された。府立清水谷高2年の陸洋さん（16）が優勝し、全国大会への出場を決めた。

　

「雑談の一流、二流、三流」を紹介　

　大阪府の高校生大会には22人が出場。1人5分の持ち時間で本を紹介し、予選を勝ち上がった4人が決勝に進んだ。

　

　優勝した陸さんは決勝で「雑談の一流、二流、三流」（桐生稔著、明日香出版社）を紹介。雑談の重要性を説く本で、日々の雑談が「信頼関係を築いている」と説明した。うまく雑談ができることについて、「不可能なことではなく誰もができる。そのために、ためになる一冊」と力を込めた。

　

　陸さんは来年2月8日に東京都港区の「TAKANAWA GATEWAY CITY」で行われる全国大会（活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、JR東日本特別協力）に出場する。陸さんは「持てるものを全部出しきって楽しみたい」と意気込んだ。