「普通じゃないですよね?」と問いかけた松村隼輝さん、全国中学ビブリオバトル準V
東京都千代田区のよみうり大手町ホールで3月22日に行われた書評合戦「第9回全国中学ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)で、東京・杉並区立向陽中2年の松村隼輝(はゆき)さん(14)が準優勝に輝いた。松村さんは「準優勝は悔しいけれども、観客の反応には『やった』と思った」と笑顔を見せた。
小説「普通の底」を紹介、客席からざわめき...東京・杉並区立向陽中2年
紹介したのは、普通に固執する男性主人公が書いた手紙3通と覚書で構成される小説「普通の底」(月村了衛著、講談社)。発表では、「普通」を何度も繰り返した後、男性が強盗殺人を犯した死刑囚であることを明かした。客席からざわめきが起きると、「殺人なんて行為、普通じゃないですよね」とたたみかけ、「気持ち悪いとしか言いようがない感覚に襲われたことを、皆さんにも体験してもらいたい」と語りかけた。
昨年12月の東京大会は準優勝で、代表の座を逃した。全国大会は学校代表として出場し、予選と準決勝を突破して6人による決勝に進んだ。松村さんは「決勝では緊張せず、楽しめた」と振り返った。

客席をざわめかせた松村さんの発表
※この事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受けて実施されました。




