第4回「こども参観日」に新聞講座 三菱UFJモルガン・スタンレー証券

読売KODOMO新聞を広げながら水戸部記者の話を聴く参加者

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(東京都千代田区大手町)で20日、社員の小学生の子どもを対象とした「こども参観日」が開かれ、読売KODOMO新聞編集部の水戸部絵美記者が、新聞記事の構造などを説明したり、見出しを付けたりしながら、子どもたちに新聞の読み方のコツを伝授した。

 

 「こども参観日」は今年で4回目。親が働く職場を見学し、仕事を理解してもらおうと企画された。初めに行われた入社式では、藤原誠之人事部長が「一日わが社の社員としてしっかり仕事をして、しっかり楽しんで、帰ってください」と歓迎のあいさつをした。

 

 参加した125人は、さっそく新聞について学ぶ「仕事」に取り掛かった。水戸部記者は「KODOMO新聞」を手に、取材して記事を書く記者のほか、レイアウト担当の編成部や記事をチェックする校閲部など新聞ができるまでに関わる部署を説明。「KODOMO新聞の記事は、一週間の中で知ってもらいたい出来事を選び、分かりやすく解説しています」と話した。

 

 次に「KODOMO新聞」の一面を見せながら、「一つ一つに、記事の題名にあたる見出しがついています」といい、「新聞を読むときはまず見出しを見て、各記事の前文を読んでみてほしい。面白いと思ったら、その記事を読んでほしい」と話した。続けて、子どもたちは、イタリア・ローマのスペイン階段の記事への見出し付けに挑戦。鉛筆で大切だと思うところに線を引いたり、班長の社員に記事の内容を説明してもらったりしながら、考えた。子供たちは「かいだん すわらない!」や「スペイン階段 こしかけ禁止」など付けた見出しを披露した。水戸部さんは「人によって大事だなと思うところが違うので、見出しには正解がありません」と締めくくった。

 

 証券会社の仕事の説明や、社内にあるディーリングルームや危機対策室の見学(ディーリングルーム・危機対策室)、会社のクイズ大会などを行い、大いに盛り上がった。最後には、荒木三郎社長が登場。全員と名刺交換を行い、参加した子どもたちは大喜びだった。

(2019年8月23日 12:34)
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