この記事は、教育ネットワーク参加団体「麗澤大学」からのお知らせです
麗澤大学の中島真志教授(経済学部所属)が『お札で学ぶ キャッシュレス時代とお札の未来』(くもん出版)を出版します。
この本は、「お札で学ぶシリーズ」の4冊のうちの1冊であり、主として中学生向けの書籍として企画されたものです。当初は「お札で学ぶ歴史」、「お札で学ぶ日本の経済」など、お札の話が中心のシリーズとして企画されていましたが、今の時代には「キャッシュレス」の話が必須であるということから、本シリーズに協力していた日本銀行貨幣博物館を通じて、決済やキャッシュレスの分野に詳しい中島教授が執筆する運びとなりました。
多くの大学で採用されている金融論のテキスト、『金融読本』の著者でもある中島教授は「大学生向けに金融の仕組みを説明するのには慣れているが、さすがに中学生向けともなると、いっそうかみ砕いて説明する必要があり、その点に大変苦労した。特に最近注目されているビットコインなどの仮想通貨や、中銀デジタル通貨など、最新の仕組みを、いかにレベルを落とさずに分かりやすく説明するかには知恵を絞った」とコメントしています。
本書は、日本全国の多くの中学校の図書館などに納品される予定です。この本を読んで通貨やキャッシュレスに興味を持った中学生の皆さんが、本学に入学し、経済学や金融論を学んでくれる日が来ることを期待しています。
【著書の概要】
◆発行日:2021年10月26日
◆著 者:中島真志(麗澤大学経済学部教授)
◆出版社:くもん出版
◆価 格:2,000円+税
【主な目次】
・お金の発展の歴史 ・キャッシュレス決済とは
・「キャッシュレス大国」スウェーデン ・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネー
・コード決済
・仮想通貨
・中銀デジタル通貨
・20年後のお札の展望