東京都武蔵野市の聖徳学園小学校で3月23日、読売新聞東京本社の岡部匡志社会保障部長が記事を使って自分の新聞を作る「まわし読み新聞」の授業を行った。
参加したのは同校の1~3年生の21人。アフタースクール(放課後授業)の特別プログラムとして実施した。読売新聞の朝刊・夕刊や、読売KODOMO新聞、英字新聞の「ジャパン・ニューズ」などを配り、それぞれが自分で決めたテーマに合った記事を切り抜いて大きな方眼紙に貼り付けた。余白には記事で気づいたことを書き込み、オリジナルの新聞を作った。
岡部部長は「新聞の役割は、たくさんの情報の中から大切なものを選んで、読み手に届けること。皆さんにも同じことに挑戦してもらいます」と、授業の狙いを説明した。
児童たちが決めたテーマは、「事件・事故」「天気」「食べ物」「スポーツ」など様々。ある児童は、英字新聞の「panda」の見出しに気づき、「動物」のテーマでまとめた新聞に加えた。強豪を次々に破ったテニスの大坂なおみ選手の記事を読み込み、「憧れだった選手と対戦して、勝つ大坂選手はすごい」と感想を書いた児童もいた。