大妻中野中学校(東京・中野)
それぞれが興味を持ったニュースを持ち寄って、ニュースについて話し合いながら一つの新聞にまとめる「まわし読み新聞」作りの授業が東京・中野区の大妻中野中学校で行われました。(写真は同中提供)
講師を務めたのは、「読売SDGs新聞」編集長の石橋大祐記者。2コマ続きの1時間目は、「新聞記者の仕事」がテーマ。石橋記者は、自身の取材体験を紹介しながら、たくさんの情報を取捨選択し、1つの記事を作り上げる過程をわかりやすく説明しました。
2時間目はいよいよ「まわし読み新聞」を作ります。5人ずつのグループに分かれた約240人の2年生たちは、それぞれに興味を持った記事を1本ずつ持ち寄り、共通するメッセージや、記事を通して自分が伝えたい思いについて話し合いました。
「海外のニュース」や「環境問題」など、似たテーマの記事を選んでいた班もあれば、一見バラバラなニュースばかりの班もあり、生徒たちの選んだ記事は様々です。「編集長」役を務めることになった班長の生徒を中心に、議論を重ねました。記事を模造紙に貼ったり、メッセージを込めた「見出し」をカラーペンを使ってデザインしたりと、時間ギリギリまで新聞作りに取り組んだ生徒たち。前日の遠足の疲れも見せず、ニュースを通じて意見交換することで、お互いの距離を一気に縮めることができました。
島田学年主任は、「メモを取る技術を新聞記者に学んだだけでなく、楽しみながらニュースについて考えることができ、とてもいい経験になりました」と話していました。
読売新聞では、新聞記者の仕事や、SDGs実践のヒントなど、多彩なテーマの出前授業を展開しています。申し込みは>>こちらから。