2030 SDGsチャレンジ

農業について、考えよう。緑小学校×JA庄内みどり

膝の高さまで育った稲を見る子どもたち

 山形県でお米を作っている農家と5年以上にわたり、交流を続けている東京都板橋区立緑小学校の児童が7月10日、オンラインで、今年度2回目の交流授業を行いました。


 

 前回、6月の授業では、山形県の庄内地方でお米をつくっているJA庄内みどり青年部の飯塚卓矢さんらが実際に緑小学校を訪問して、児童が育てているバケツ稲を目の前にして、米作りについてアドバイスしたり、疑問に答えたりしました。

 今回は、5年生58人の児童が、庄内地方の稲が育っている様子をオンラインで見学しました。飯塚さんらはドローンを使って、田んぼを上空から撮影し、稲の育ち具合を児童と話し合いました。春に植えた稲は、30㌢以上にまで育ち、飯塚さんは「8月3日頃には、もう穂が出ますよ」と説明しました。

農家の皆さんと稲の生育状況について話し合しあいました

 

 後半では、「米作りの課題とそれを解決するアイデア」についてグループごとに分かれて話し合いました。児童からは「インターネットを使って、農作物の注文を受けたり、宣伝を行う」「お米を消費してもらうために俳句やポスターをつくる」などの意見が出ました。

 飯塚さんらは、「良い意見をありがとう。いただいたアイデアの中にはすでに行っているものもありますが、さらに知ってもらえるよう、がんばります」と答えました。

 

 ある女子児童は「米作りについて消費者がやらなければいけないことが分かりました」と振り返りました。

 

 緑小学校が農業と食育に積極的な取り組みをしているとして、簗和生文部科学副大臣が今回の授業を視察しました。

(2023年7月13日 12:38)
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