2030 SDGsチャレンジ

ウクライナ料理を食べて平和を考える(京都先端科学大学附属中学高校)

 

 京都先端科学大学附属中学高校(京都市右京区)の図書サークルと高校生徒会、中学生徒会が、ウクライナの状況を「じぶんごと」と捉え、支援する企画を春先から数回行いました。

 

 まず行ったのは、「SDGs飯プロジェクト ウクライナ料理を食べて平和を願おう」です。この企画は4月下旬の5日間、同校食堂のメニューにチキンにパン粉を付けて揚げたウクライナの伝統料理「キーウ風カツレツ」定食やビーフストロガノフ丼を取り入れてもらい、その売り上げの一部をキーウ市に寄付するというもの。この時は、協賛企業からの寄付も含めて、3万1760円が集まりました。

 

 夏休み前の7月には、京都市国際交流会館でのイベントで、ウクライナカラーの手作りバッジを販売。9月中旬の文化祭では、市内のウクライナ料理店のピロシキと、同じ手作りバッジの寄付セットを用意しました。生徒らは放課後や夏休みにバッジを制作。一つ一つに「平和は微笑みから始まります」や「戦争のない世界へ」などの手書きのメッセージを添えました。400セットが売れ、文化祭での売上金から材料費を除いた6万8000円を支援団体「ウクライナ・キエフ京都市民ぐるみ受入支援ネットワーク」に寄付しました。

 

 支援活動に取り組んだ中学3年の女子生徒は「みんなに寄付セットのことを知ってもらおうと、色々工夫した。無事に寄付できてよかった」と喜んでいました。

(伊吹侑希子先生、1枚目の写真は同校提供)

 

 


(2023年1月12日 11:00)
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