2030 SDGsチャレンジ

山形の農家招き お米の作り方学ぶ ~ 東京・板橋区立緑小学校

育てている稲を一緒にみるJA庄内みどりの農家と緑小の子どもたち

 

酒田市の若手農家が、子供たちと交流授業

 

 お米を育てている農家の人を招いた交流授業が、東京都の板橋区立緑小学校で行われました。授業を受けたのは5年生の子どもたち約60人です。山形県酒田市にある「JA庄内みどり」の農家の人から、お米作りの話を聞きました。 

 

 学校を訪れたのは、山形県の庄内平野の25ヘクタールの農地で、お米や菊などを育てている飯塚卓矢さんと、40ヘクタールの農地でお米を育てている梅津陣さんです。2人は稲作農家の1年について、田植えから除草、9月の稲刈りを経て食卓まで届く様子を、映像を使いながら説明しました。その後、2週間前にバケツや学校の田んぼに植えたばかりの苗を見ながら、子どもたちの質問に答えました。

 


 子どもたちは、「稲を育てるときに、日当たりは大事ですか」「アイガモを田んぼに入れている農家もありますが、お米を食べないのですか」などと質問。「お米をおいしく作るにはどうしたらよいですか」との質問に2人は「肥料の量をほどよくすると、でんぷんやたんぱく質がちょうど良くなり、おいしくなります」と答えました。

 

 緑小学校とJA庄内みどりとの農業の授業は5年以上にわたって続いています。ある男の子は「1本の穂から70粒のお米がとれるとは驚きでした」と振り返りました。また、ある女の子は「米作りの大変さが分かりました。農家の方にはまた来てほしいです」と話していました。

 

(2023年6月19日 16:10)
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