お金を社会に役立てる(日本証券業協会)~読売SDGs新聞から

SDGs@スクール チャレンジ校に配布している読売SDGs新聞2022年7月号から一部の記事を紹介します。チャレンジ校のお申し込みはこちらから。


 

 みなさんは「投資」という言葉を聞いたときに、どんなことを思い浮かべますか。

日本証券業協会

 株式の売買注文を受け付けたり、投資に関する情報を教えたりする「証券会社」が集まり、1973年7月に設立されました。株式が正しい方法で取引され、売買する人が守られるように働いています。SDGsの目標達成を応援するためのお金を集める仕組みも作りました。全国の証券会社272社が会員となっています(2022年6月6日現在)

 

SDGsを投資で応援

 2022年4月から、会社の株や債券を買う「証券投資」は、18歳になれば親の同意がなくてもできるようになりました。「投資」と聞くと、リスクがあってもお金を増やそうとするイメージがあるかもしれませんが、たとえば、SDGs活動に熱心に取り組む会社にお金を出し、その目標達成を手助けすることで、社会に貢献するという役割もあります。

 

 日本証券業協会が「金融経済教育」を支援するために開設した「金融経済ナビ」では、証券投資などの「金融サービス」を学べる素材が公開されています。「マンガで学ぶ!」「動画で学ぶ!」コーナーがあるほか、「素材集」のコーナーでは、金融について学ぶワークシートと、興味のある会社を調べるためのワークシートがダウンロードできます。
 

 みなさんがお金に関する知識や判断力「金融リテラシー」を身につけ、企業活動を支える金融のしくみを学ぶと、自分のお金を社会に役立てるという視点を持つこともできるはずです。同協会金融・証券教育支援センターの担当者は「ワークシートをもとに、ご家族が働いている会社や好きな商品を作っている会社のSDGs活動を調べて、夏休みの自由研究としてはどうでしょう」と呼びかけています。


 「人にも地球にも役立つお金の使い方」でSDGsの目標達成を手助けできないか、ぜひ考えてみてください。

金融リテラシー

 暮らしに必要なお金の知識と、自分に合った金融商品を選ぶ能力のこと。悪い業者にだまされて高い商品を購入するためにローンを組んだりしないように、また金融商品の利点やリスクと上手に付き合うために身につける必要があります。高校の公民や家庭科の授業では、2022年4月から「金融教育」が本格的にスタートしました。

 

(2022年8月22日 14:36)
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