和食文化をテーマにモデル授業(東京・板橋区立緑小学校)

地元でとれた野菜を児童に説明する冨永さん

 

 

 農林水産省とパソナ農援隊は22日、地元産野菜を使った和食の文化とSDGs(持続可能な開発目標)を学んで持続可能な社会の実現を考えようと、東京都板橋区立緑小学校で、「大切にしたい食文化を知ろう」をテーマにモデル授業を行った。


2013年、和食は国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。家庭で和食離れが進む中、学校現場では和食給食を推進したり、授業で和食を取り上げるようになってきている。

 モデル授業には3年1組の22人の児童が参加。児童は、これまでの給食や、正月のおせち料理や七五三で出される献立などを通して自然の恵みにあふれた食材を使う和食の良さを学んだ。

 また、板橋区で農業を営む冨永悠さんから、実際の野菜を使い、同区で取れた江戸東京野菜の志村みの早生大根と、青首大根の違いなどを聞いた。給食では、野中厚・農林水産副大臣も参加し、地元で取れた野菜を使ったふろふき大根や吉野汁などを児童とともに味わった。
 参加した秋山祐宇輝さんは、「和食には人の気持ちや季節感も入っていると知った。もっと食べていきたい」と話した。

(2022年11月23日 13:30)
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