【ワイズメディア1月号から】本当に最後のアドバイス

 中学校に直接お届けしている高校進学情報紙「(ys media)」(発行:読売エージェンシー)の最新号の注目記事を、「中学生向け」コーナーに掲載しています。

 「ワイズメディア」は、原則として2、4、8月を除く各月上旬の発行で、東京・埼玉・神奈川・千葉の公立中学校の2、3年生に学校を通じて配布しています(※発行月・回数は版により異なります)。より親しみやすく、わかりやすく「最新の入試傾向や入試制度を理解してもらう」、学校選びに欠かせない「個々の学校自身を知ってもらう」を編集の2本柱とし、生徒と保護者の高校合格への第一歩のお手伝いをするタブロイド新聞です。


 

今月のテーマ「本当に最後のアドバイス」

春はもうすぐ
すべての力を出し切り、悔いのない戦いを
 

 約1年間、受験生の皆さんにさまざまな入試情報・学校情報をお伝えしてきましたが、2019年度はこれが最終号となります。残された日々を悔いの残らないように過ごし、皆さんがそれぞれに最高の結果を出してくれるよう祈っています。

 

■進路が決まった人の勉強

 今回は、私立を第一希望とし、早ければ今月下旬にも進路が決定してしまう皆さんへのアドバイスと、公立を第一希望とし、2月末に向けて追い込みに入っている皆さんへのアドバイスの二本立てになります。

 まず、私立を第一希望としている皆さんへ。
 少し早めに受験勉強から解放されます。公立希望者との差は、実際のところ1か月程度でしかないのですが、この差が意外と大きいのです。公立希望者のこの1か月は、ただの1か月ではありません。非常に密度の濃い1か月となります。おそらく、通常の2か月か3か月に相当するくらいの濃密な時間となるでしょう。ですから、進路が決まったからといって、勉強に向かう姿勢を崩してしまうと、高校入学時には大きく差をつけられてしまう恐れがあります。
 私立高校の先生にお聞きすると、「この生徒がなぜ合格できたのだろう」と思うほど、入学時までに力を落としてしまう場合もあるそうです。進路が決まっても、残りの学校の授業を大切にしてください。できれば高校の予習をしてください。それを出来るのが早く決まった人の特権です。
 また、これから公立本番を迎えるクラスメイトへの配慮も忘れないようにお願いします。口に出す必要はありませんが、心の中で応援してあげてください。

 

■もっとも大事なのは体調管理

 次に、公立を第一希望としている皆さんへ。

 勉強の中身よりもっと大事なのが体調管理です。残り約1か月半、風邪など引かないよう細心の注意を払いましょう。睡眠は十分とりましょう。かつ規則正しくとりましょう。寝る間も惜しんで勉強したいところですが、体調管理も勝負のうちと心得てください。
 体調が思わしくないときは、勇気を持って休みましょう。無理をして長引かせるより一日二日休んでしまうことです。

 

■頼りになるのは確実な知識だけ 

 本番が近づくと、不安や焦りから手を広げ過ぎてしまう受験生がいます。「あれもやっておかなければ、これも必要だ」と、やるべきことを増やしてしまうと、結局どれも中途半端に終わってしまいます。

 本番で皆さんの力になるのは、「十の曖昧な知識より一の確実な知識」です。
 新しいことを手がけるよりも、すでにやってきたことを、より確実なものにするために時間を使いましょう。

 

■同じ間違いを繰り返さない

 皆さんは今日まで、学校内外でたくさんの試験を受けてきたと思いますが、そこで取り組んだ問題は、すべて本番で出る可能性があるものです。

 残された時間で、それらの総復習をしましょう。以前にテストに出た問題やそれに近い問題が本番で出て、それが出来なかったとしたら、これほど悔いの残ることはありません。手元にある分だけで構いませんから、出来なかった問題の解き直しは必ずやっておきましょう。

 

■苦手は得意でカバーする作戦

 今さら言うまでもないことですが、合否を決めるのは総合点(合計点)です。

 調査書の点数が低いと自覚している人は、学力検査で1点でも多くとって、その差を挽回しましょう。今となってはそれ以外の方法は考えられません。
 5教科の中に苦手な教科がある人は、その分を得意教科で補いましょう。これは決して逃げたり諦めたりすることではありません。勝つための作戦です。
 部活でスポーツをやっていた人は分かると思いますが、守備が苦手なら攻撃に活路を見出せばいいのです。苦手教科で3点を失ったら、得意教科でその3点を奪い返す。そういう作戦です。 

 

■春はもうすぐ

 今、勝負とか作戦の話をしましたが、実を言うと入試には勝者も敗者もありません。あったとしても合格発表のその日だけのことです。

 万一、不合格であったとしても、あなたのこれまでの努力が否定されるわけでもないし、無意味になるわけでもありません。次のステップで必ず役に立ちます。
 春はもうすぐです。
 1年間本紙をご愛読いただきありがとうございました。

 


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(2020年1月10日 17:35)
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