高校生 五輪に向けドイツ文化学ぶ

オンライン会議でレクチャーする慶応大の三瓶 (さんべ)慎一教授


 東京五輪・パラリンピックの開催が迫る中、国内のホストタウンの高校生たちが相手国の「スポーツ文化」を学ぶイベントが12月からスタートした。

 

 この取り組みは、読売新聞社が国の委嘱を受けたホストタウンアドバイザーとして支援を進めている交流事業のひとつで、高校生たちは今後、事業に協力する慶応大教授と大学生のサポートを受けながら自分たちの考えを「提言」にまとめる。活動の成果は、政府が来年2月に開催するホストタウンサミットで発表される予定だ。

 

 今回のイベントで取り上げる国は欧州のスポーツ大国ドイツ。イベントには、ドイツのホストタウンを務める山形県鶴岡市、同県東根市、岡山県真庭市、長崎県島原市、宮崎県延岡市の高校生12人が参加した。

 

 12月11日から始まった取り組みは、インターネット上で開催されたオンライン会議からスタート。5市の高校生たちは、慶応大法学部の三瓶(さんべ)慎一教授とドイツ語インテンシブコースの学生たちから、ドイツの風土、気候、歴史などについての詳しいレクチャーを受けた。

 

 熱心に耳を傾ける高校生たちに対し、三瓶教授は、「共生社会の実現と地域の活性化について、大学生と一緒に考えてみてほしい」と呼びかけた。

 イベントでは今後、オンライン会議でレクチャーなどを開催。ドイツ在住者に取材するなど、ドイツに対する理解を深める。

 

 

ホストタウンアドバイザーとは

 

 読売新聞社は、国の委嘱を受けたホストタウンアドバイザーとして交流事業を支援している。ホストタウンアドバイザーの一覧はこちら

 

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(2020年12月14日 11:45)
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