全国の地域面を見ることができる読売新聞オンラインの「紙面ビューアー」機能を活用して、地方ニュースのスクラップ新聞を作るユニークな「夏休み親子新聞教室」が8月3日、広島県福山市で開かれた。
広島県東部読売会の主催で、教室には地元の小学生と保護者ら親子13組、計34人が集合した。最初に読売新聞教育ネットワーク事務局の松井正・専門委員らが、新聞の作り方や学習における効用、紙面ビューアーの使い方などを解説。続いて、第66回読売教育賞NIE部門最優秀賞を受けた「まわしよみ新聞実行委員会」(大阪市)の陸奥(むつ)賢(さとし)代表を講師に、スクラップ新聞制作講座が開催された。
気になる記事を親子で選び、スクラップ新聞作りを楽しむ参加者 |
読売新聞オンラインの「紙面ビューアー」活用
紙面ビューアーから全国の地域面がプリントアウトされ、読売KODOMO新聞、読売中高生新聞とともに配られた。参加者は地域の特色があふれた記事の中から、関心のある記事を選んで切り抜き、「花火の写真がきれい」「このニュースは大事」などと感想を話し合った。その後、新聞を台紙に貼り付けて感想やイラストを書き添え、約1時間で新聞を完成させた。
福山市千田町、英数学館小学校2年の佐々木壮世(そよ)さん(7)は、父勝輝さん(44)、母貴世さん(44)と参加。「写真と記事を配置するのは難しかったけど、夏休みの楽しい思い出になった」と話し、講師の陸奥さんも「力作ぞろい」と感心していた。
完成したスクラップ新聞と感想
■小学3年・柿本結さん
理科が好きなので、「トンボの楽園」の記事を切り抜きました。面白そうな記事を探して切り抜いたりするのは初めてで、とても楽しかったです。家に帰ってからも、たまにはやってみたいと思いました。
■小学2年・柏原隆寛君
生き物を捕ったり、観察したりするのが好きなので、カブトムシやエビの記事を探すのが楽しかった。モンスターボールやカブトの絵も描いて、完成した新聞はまあまあの出来かな。学校で友だちに見せてあげたい。
■小学5年・大本瑞稀君
来年のオリンピックが楽しみだから、金メダルの記事を選びました。ふだんは新聞を読んでいないので新聞づくりができるか不安だったけど、最初にタブレットで読売新聞オンラインの記事を見たら読みやすかった。