第90回 NIE土曜サロン 夏休みに新聞活用

90回を迎えた土曜サロン

 学校や家庭で新聞を教材として使うNIE(新聞活用教育)の勉強会「NIE土曜サロン」が6月23日、読売新聞東京本社で開かれました。2008年1月にスタートして以来、90回目。沖縄からの参加者を含め小中高校の教員ら21人が集い、夏休みへ向けた新聞活用のアイデアを交換しました。

 

 まず、読売新聞教育部の中谷和義記者が「教員の働き方改革を取材して」と題してミニ講演。教員の負担を軽くするため、部活動の指導者を外部から招いた中学校、高校の事例や「部活動指導員」制度について紹介すると、教員から「土日が試合の引率などでつぶれても、収入につながらず、月曜からの授業が大変だった」といった体験が語られ、関心の高さや問題点が示されました。

 

 後半は、秋山純子・読売新聞東京本社NIE企画デザイナーの司会で、「夏休みに新聞活用」をテーマに、教員らが実践例やアイデアを交流。新聞からハッピーな記事を見つけ、生徒と保護者がコメントを書き込む夏休みの課題や、修学旅行の事前学習を兼ねた「修学旅行新聞」作りなどが報告されました。

 

 秋山さんは「新聞各社の終戦の日の社説や投書欄を読み比べ、感想を書くなど、子どもたちに平和について考えさせる課題」を提案しました。

 

意見交換する参加者たち

 

 サロンは2008年1月以来、ほぼ毎月第4土曜日午後2時から開催して、これで90回目。参加申し込み(無料)は、メール(nie7717@yomiuri.com)で前日までに「読売新聞東京本社 教育ネットワーク事務局」へ。

 

詳しくは>>こちら

(2018年7月24日 10:53)
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