ホスピタリTシャツで「おもてなし」 麗澤大

英語で書かれた地図を示しながら道案内する学生たち

 「お手伝いしましょうか?」と英語で書かれたTシャツを着て、困っている外国人観光客を助けよう――麗澤大学の大学生ら約45人が3月30日、東京・台東区の浅草でボランティア活動「ホスピタリTプロジェクト」に取り組んだ。

 

 この活動は、教室を飛び出して、外国人と実際に英語で話す機会を作り、さらに日本を紹介することで、日本の良さを再発見しようと2014年8月に始まり、今回で4回目。大学内の掲示や学内SNS、授業などで参加者を募集しており、今回を含めのべ約160人が参加した。

 

悩みつつも奮闘

 大学生たちは5~10人程度のグループになり、日本語と英語の地図を手に、行き先を決めて活動を開始。東武線浅草駅前で活動したグループは、「お手伝いしましょうか?」「私たち、ボランティア活動をしているんです!」などと、英語で外国人観光客に声をかけていた。「No, thank you」と断られる場面もあったが、「レストランを探しているんだけど?」「両国への行き方は?」「明日、タクシーに乗りたいんだけど、ホテルに呼んだほうがいいか、それとも走っているのを止めたほうがいいか」などいろいろな相談を受け、悩みながら答えていた。

 

 活動終了後には、「写真を撮ってあげたら、記念の品をもらった。お返しできるよう折り紙を用意しては」などの建設的な意見や、「読んだおみくじは、どのようしたらいいのかと聞かれた。作法の説明が難しい」などさまざまな反省も。

 


「午前中はドキドキしたけど・・・」参加の学生

 半年ぶり、2回目の参加だという外国語学部2年の松本佳連さん(19)は「午前中はドキドキしてなかなか話しかけられなかった」というが、午後の活動では、フランスから来た女性に、スカイツリーと桜を同時に見られる場所を案内することができ、「日本とフランスの文化の違いなどについて話せた。フランスに興味がわいたし、次回も参加したい」と意欲的だった。

 

 


教室ではできない実践・・・担当教授

 この活動を担当している同学部の田中俊弘教授は「うまくいくのか、参加者がいるのか探りながらのスタートだったが、次第に人数が増えていった。1回話して通じなくても、やっているうちに伝わって、学生の表情が変わっていく。教室ではできない実践の効果を感じる」と話している。

(2015年4月 3日 12:00)
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