三井住友銀行の出前授業が2月18日、東京都立南多摩中等教育学校(東京都八王子市)で行われた。働く意義について生徒に考えてもらおうと同校が開催している「職業人講演会」に参加したもので、入行4年目という経営企画部CSR室の深澤亮太さんが講師を務めた。
授業は、「世界で一番古い銀行はどこの国から始まったでしょうか」(答え:イタリア)といったクイズではじまり、深澤さんが「金融とは、お金が余っている人と足りない人をつなぐ仕事です」などと分かりやすい言葉で、金融や銀行のしくみについて解説。音楽活動に打ち込んでいた学生時代や留学をきっかけに「様々な会社や人を相手に世界で活躍できる」と銀行マンを目指したこと、支店時代の失敗談など、自身の経験を盛り込みながら仕事のやりがいや大変さについて語った。
深澤さんは視野を広く持つことの大切さを強調。そのために学校生活を送る中で意識してほしいこととして、「いろんなジャンルの人と話をしよう」「感謝の気持ちを忘れずに」などとアドバイスを送ると、生徒たちもメモを取りながら熱心に耳を傾けていた。
生徒からも、「民間銀行のトップは頭取なのに、日本銀行では何故総裁と呼ぶの」「学生時代にやっていたことがどのように仕事に活きましたか」「仕事のやりがいは?」など質問が相次ぎ、最後まで活発な雰囲気の授業となった。
参加した生徒の一人は、「面白い授業だった。銀行員は責任感がないと務まらない仕事と感じた」と話した。
三井住友銀行の教育プログラム