全国高校ビブリオバトル代表、茨城で決定

お薦め本を紹介する寿福さん

 お薦め本を紹介する書評合戦「全国高校ビブリオバトル」の茨城県大会が12月13日、オンライン形式で行われた。21人が出場し、「ミッキーマウスの憂鬱」(新潮文庫)を紹介した鹿島高1年の寿福(じゅふく)結香さん(16)が優勝した。寿福さんは茨城県代表として、来年1月に開かれる全国大会に出場する。

 

寿福結香さん、「ミッキーマウスの憂鬱」を語る

 出場者は5分以内の持ち時間内で自分が推薦する本の魅力を語り、その後3分間にわたって質疑に答えるのがルール。全員の発表が終了した後、投票でチャンピオンが決まる。

 

 「ミッキーマウスの憂鬱」は、東京ディズニーランドでアルバイトをすることになった21歳の若者が主人公。様々な出来事を通じて、裏方の仕事の意義に目覚めていく物語。

 

 寿福さんは、「ディズニーランドの裏側を知ってワクワクしただけではなく、自分の理想と違う現実に直面したとき、どう向き合うか考えさせる本です。ぜひ読んでみてください」と熱く語り、高く評価された。

 

 全国高校ビブリオバトルの決勝大会は、来年1月26日、よみうり大手町ホール(東京)で開かれる。寿福さんは「全国大会では、自分の好きな本を多くの人に知ってもらいたい。ほかの参加者が紹介する本を知るのも楽しみ」と話していた。

(2024年12月19日 20:15)
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