読み手の心をつかむESとは ~ サマーインターンへの準備 聞いてみた

 夏学期も折り返しとなり、まだ2年生の私の周りでも、「夏休みにインターンシップに参加する」「資格の勉強に力を入れ始めた」という友人が増えてきました。まだ先のことだと思っていた「就活」。とりあえず何か行動してみようと思い、就活イベントに参加してみました。(成城大学・野口真央、写真は早稲田大学・原口諒一撮影)

 

業界の特徴・求める人材像を直接聞ける

 

 参加したのは、5月25日に東京・浜松町で行われた「TOP企業インターンシップ・仕事発見セミナー〈選考基準編〉」です。午前・午後の2部構成で行われたイベントの午前の部を取材しました。会場には土曜日の朝からリクルートスーツ姿の学生たちが列を作り、緊張感が伝わってきます。不動産、ホテル、生命保険、マスコミなど多彩な業種の4社の人事担当者が講演。それぞれの業界の特徴や求める人材像などを説明しました。特に印象に残ったのは、ホテル業界の担当者の話です。インバウンドで業績が好調なことに加え、政府が掲げる「観光立国」とも絡み「日本の観光産業の柱になる」という言葉が印象に残りました。

 

 

 会場の参加者からは熱心な質問も相次ぎました。マスコミ業界の企業の講演では、「辛いことは何か」という質問に対して、「辛いこと=大変なことは、1人では成し遂げられないこと。成し遂げた時ほど達成感がある」という答えが胸に刺さりました。

 

最新のニュースを盛り込む

 

 インターンシップ応募に向けて、3年生はエントリーシート(ES)を書き始める時期です。イベントに先立っては、読売新聞で採用担当の経験がある石橋大祐記者が「勝てるES作成のための情報活用術」をテーマに基調講演を行いました。石橋記者は、キャンパス・スコープの先輩メンバーの就活体験を紹介しながら、新聞記事を参考に「伝えたいことを最初に書く」「数字を使って具体的に説明する」などの、読み手の心をつかむための文章術を紹介。読売新聞オンラインのキーワード検索などを使って、「最新のニュースをESに盛り込むのも効果的」と解説しました。

 

 

 私自身は、2年生ということもあり、就活はまだ遠いものと感じていました。イベントに参加したことによって、今からできることは何か、考える良いきっかけになりました。1年後の姿をイメージして少しずつ企業・業界研究をはじめながら、キャンパス・スコープの活動にも打ち込んできたいと思います。

 

 

(2024年6月10日 17:00)
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