MyScope 21.「白書」好き、変わってる?


21.「白書」好き、変わってる?


流通経済大学3年 鬼澤智幸

 

 私は、省庁が行政の現状や課題をまとめた「白書」を読むのが好きだ。特に「警察白書」と「消防白書」は必ず読む。
 ホームページで無料で閲覧できるが、私は最新版が出るたび、書店で冊子になったものを買う。警察白書は税別1500円、消防白書は同2900円。関心があるページに付箋を貼ったり、図表を見開きで眺めたりできる点を重宝する。
 中学生のとき、公民の教科書のグラフの出典に「〇〇白書より」と書かれていたのが、白書に興味を持ったきっかけだ。高校時代は、学校の図書館に取り寄せてもらい読んでいた。
 2018年の西日本豪雨では、「緊急消防援助隊」の活躍がニュースで報道された。どんな組織なのか、消防白書で調べたら、救助や救急のほか、通信や水上隊など9つの部隊で構成されるとわかった。
 また、泥棒が登場する小説を読んで、窃盗の実態を知りたくなったときは、警察白書を開いた。空き巣は施錠をしない民家が狙われやすいと知り、玄関だけでなく窓のカギかけにも気をつけようと思った。
 昨年末、日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告がレバノンに逃亡した。
 最新の警察白書は昨年7月の公表で、この問題には触れられていないが、次の白書で、犯罪人の国外逃亡の課題などが記載されるか、注目している。
 白書好きの私を、友人らは「変わっている」と言い、なかなか理解してくれない。でも、これからも白書を読み続け、実態や問題点を知っていきたいと思う。



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(2020年4月17日 12:25)
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