2024年もあと1か月ほど。日に日に寒さが増す11月。企業の人事担当者と直接話せるイベントが札幌市で開催されました。

（キャンパス・スコープ編集部）

　

北海道で働くか 全国転勤か

　

　「年内で選考対策完了！企業研究＆交流会in札幌」と題して11月23日に行われたイベント。会場の「TKP札幌ビジネスセンター赤れんが」には3年生を中心に約50人が集まりました。地元に店舗を持つ企業だけでなく、東京に本社がある企業など3社の人事担当者が、業界説明や、自社の強み、仕事のやりがいなどを講演形式で紹介しました。

　

　講演に続いて行われた人事担当者との交流会は、３つに分かれた学生のグループを、企業の人事担当者が順番に回ります。北海道出身の学生が多く、勤務地が気になる参加者も多かったようです。ある企業の担当者は、道内か全国か、職種によって異なる仕組みを解説しました。一方、別の企業の担当者は、自身が北海道出身であることをアピールしながらも、「東京で勝負してみるのも面白い」とエールを送りました。

　

　　それぞれの企業に求められる人材像も様々でした。ある担当者は業務の中心となる接客について「自分と違うタイプの人に、考え方をどうやって伝えていくかが難しい」と解説。別の担当者は、「自社を利用してもらうために、常に魅力的な発信を続けていかなければならい」と強調しました。

　

　企業研究というと、業界が置かれた状況や、将来性、仕事のやりがいなどに目が行きがちです。だからこそ、自分が意識していなかった業界の情報も機会があれば吸収し、情報をアップデートしていくことも必要だと感じます。社会人と直接触れ合うことができる機会は貴重なものといえます。年明けから本格化する選考に向けて、年内にできる限りの努力を続けていこうと感じました。