2024年も残り1か月を切りました。2年生の私にとっても、2025年はいよいよ就活の年です。これからの準備の参考にしようと、3年生の先輩に交じって、就活イベントに参加してみました。
(成城大学・加藤怜、写真は熊川耕平撮影)
本選考へ準備整える
参加したのは、12月1日に開催された『TOP企業業界・しごと研究&インターンシップLIVE WINTER』です。会場の東京都産業貿易センター(東京・浜松町)には、開始前から多くの就活生が列を作り、緊張感に圧倒されます。
講演エリア、企業ブース、就活相談ブースなどがあり、1日で最大8社の企業の説明を聞けるのが魅力です。少人数で企業の説明が聞けるブースエリアは、質問もしやすい雰囲気です。各社の人事担当者は、「前向きで行動力がある人、コミュニケーション能力が高い人」が「求める人材像」と口をそろえます。就活の本格化までに、これらの能力をどうやって高めればいいのか、自問自答しました。
イベントの締めくくりは、読売新聞社で採用担当を務めた経験もある石橋大祐記者のエントリーシート(ES)対策講座です。「光る、刺さるES公開添削」と題して行われた講演で石橋記者が強調していたのは、「自分ならではの体験をもとに、自分の考えを自分の言葉で書く」ことです。先輩やキャリアセンターの添削に加え、今では「生成AIで下書きをする」というケースもあると聞きます。石橋記者は、「自分を深掘りし、文章を練り上げれば自然に『伝える力』が上がり、コミュニケーション力も向上する」と指摘します。面接での深掘りに備え、準備をしていく必要があると思いました。
講演を聞いて、人事担当者が力説していた「コミュニケーション能力」が頭をよぎりました。「自分の言葉」でESを書けば文章力も向上し、「伝える力」も上がる。結果的にコミュニケーション能力も上がる、ということでしょう。これまで「ガクチカ」になるような経験をどのように重ねていくか、ばかりを意識していましたが、今のうちから自分の経験を深掘りし、ESを意識して「自分の言葉」で経験を振り返る準備をすることも大切だと感じました。年明けから本格化する就活に向けて、日々努力を続けていこうと感じました。