総合計測機器メーカーの東亜ディーケーケーでは5月27日、分かりやすい文章の書き方について講義が行われ、佐々木輝男社長はじめ役員や管理職ら約70人が参加、早乙女大・教育ネットワーク事務局長が講師を務めました。
講義では、「文章をまとめるということは、情報を整理し、知識とともに手際よく並べてみせる技術である」と説明。そのうえで、1面トップ記事を参考に、(1)結論を冒頭にもってくる、(2)冒頭の結論は簡潔にする、(3)主語と述語を一致させる、(4)重複表現を避ける──など、分かりやすい文章を書く基本を伝授しました。
また、情報が整理されていない文章を、その場で書き直す演習も行われ、参加者は情報を整理して書くということを、身をもって体験しました。
佐々木社長は「こういう勉強会を催したのは、社員の力を向上させるため」と強調。参加した社員からは、「これまでビジネスライティングの研修は受けたことはあるが、新聞を使った講義は新鮮だった。文章を書き始める以前に、書くべき知識、情報の蓄積が必要だということを痛感した」などという声が聞かれました。
同社では14人の社員を対象に、秋から1回の講義とワークシートや作文指導による3か月の研修が行われました。
【実施期間】2016年5月/受講者約70人
3か月(2016年11月~2017年2月)/受講者14人