入試に向け小論文対策 雲雀丘学園中学校・高等学校(兵庫)

 雲雀丘学園中学校・高等学校(兵庫県宝塚市)で2021年5月8日、高校生を対象に大学入試の小論文対策の講義を実施しました。「Hibari探究プロジェクト『新聞のちから』」と題した課外授業です。

 

 第1回のこの日は「報道写真の持つちから」をテーマに、大阪本社「新聞のちから」委員会の伊東広路講師が登壇。報道カメラマンとしての経験をもとに、プロ野球、事件、災害などの取材を通じて考えたメディアの役割などを話しました。

 

 生徒らはその後、「(災害時の)避難所での取材のあり方」をテーマに、3~4人ずつでグループディスカッション。想像力を働かせ、被災者の心情に寄り添いながら、報道の意義や世界に向けての情報発信、国の政策への影響など様々な視点から議論を組み立てていきました。

 生徒の議論には、道北秀寿教諭や「新聞のちから」委員会の講師らが「ディベート・マスター」として加わりました。

 

 最後は、各グループの代表が議論の成果をプレゼンテーションし、それぞれの学びの深さを確認しました。生徒らは、議論を重ね、自分の視野を広げていく面白さを存分に体験したようで、講義終了後も講師との質疑応答が続きました。

 

 小論文対策には、どのようなテーマにも対応できるように日ごろから知識の幅を広げ、自分の意見を述べられるようにしておくことが有効です。講義は7月まで月1回、テーマを変えて続き、生徒はその間、自宅に届く新聞をテキストにして学ぶことになっています。

 

⇒大阪本社「新聞のちから」委員会のサイトはこちら

 


 


(2021年6月 9日 11:35)
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