記事に学ぶビジネス文章の書き方 サンコー(和歌山)

 和歌山県海南市に本社を置く総合生活用品の製造会社、株式会社サンコーの「新聞のちから」研修が7月に始まりました。同社の研修は2018年度からスタート。3年目となる2020年度は計3日間で、初日の7月18日は本社で12人が受講しました。

 

 初日のテーマは、前半が「新聞の読み方」、後半は「ビジネス文章の書き方」でした。大阪本社「新聞のちから」委員会事務局次長の霜田聖講師はまず、当日の朝刊を使って、見出しの効用や前文に着目することなど、新聞を手際よく読むコツを伝えました。インターネット上で問題になっているフェイクニュースを取り上げ、新聞が高い正確性を誇っている理由などを説明しました。

 

 後半の「ビジネス文章の書き方」では、実際の新聞記事に見出しをつけたり、主語と述語に注目しながら長い文章を簡潔な文章に書き換えたりするワークを行いました。さらにイソップ寓話「北風と太陽」の内容を短い文章にまとめる課題に挑戦。受講者は真剣に取り組んでいました。

 

 同社はこの日の研修の前に、国連が掲げる「SDGs」(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを進めると宣言しました。これを踏まえ、10月の次回研修では「紙面で読み説くSDGs」をテーマにした講義を予定しています。

(2020年8月 3日 12:36)
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