上杉謙信と武田信玄は（　）敵同士であったが、一説には互いに深く尊敬しあっていたとも言われている。

正解は...１.宿

1「宿」を入れて、長年にわたって敵対している相手のことをいう、「宿敵」とするのが適切。

あの人の顔はよく覚えているのだが、名前の方を（　）してしまった。

正解は...3. 失念

3「失念」は、当人自身がうっかり忘れること。顔はよく覚えているが、名前を忘れてしまったということで、これが適切。1「失言」は、言うべきではないことを、うっかり言ってしまうこと。2「失敬」は、人に対して礼を失した振る舞いをすること。

消費税率引き上げについて記者から質問された大臣は、速答を避けた。

正解は..即答

「即答」が適切な表記。そこで出た質問に、その場で結論を出して答えること。「速答」は、クイズや試験問題などに時間をかけずに答えること。

【仕事の斡旋をしてくれた人へのお礼の手紙で】

このたびはご（　）を賜り、誠にありがとうございました。

正解は...3. 高配

相手から自分への心づかいを敬っていう、3「高配」が適切。一般に「ご高配」の形で用いられる。1「顧慮」は、主に対人関係において、よい方向に進むように、または摩擦が生じないようにと、よく考えること。2「宥恕」は、相手の過ちなどを寛大な気持ちで許すこと。

【子どもとうまくいかないという友人にアドバイスして】

中学二年ともなれば、親に口答えをするときがあるのは当然だよ。いちいち自分を責める（　）よ。

正解は...1. にはあたらない／3. べきではない

1「にはあたらない」・3「べきではない」は、そうすることは的外れで適切でないという意を表し、自分を責めるのはよくないという意の文になるので、適切。2「いわれはない」は、話し手がそうする論理的な理由がないという主張をして、相手を批判する意になるので、不適切。4「はずがない」は、話し手がそのような事態が起こる可能性を強く疑うという意を表すが、目の前の相手がすることについて用いるのは一般的ではなく、この文脈では、不適切。