京都市でも「プラネタリウム環境教育」 ...三浦工業×読売新聞

   気象予報士の西口さんの話を聞く生徒たち

 ボイラーの製造販売を手がける三浦工業(本社・愛媛県松山市)と読売新聞社の共同プログラム「プラネタリウム環境教育」の出前授業が10月16日、京都市の立命館小学校で行われ、6年生107人が参加した。

 

 「空を見るとわかること」をテーマにした環境授業では、気象予報士の田中まやさんと西口香織さんが講師を務め、積乱雲や層雲など雲の種類について説明を受けたり、ペットボトルを使って雲を作る実験を行ったりした。また、東京から富士山が見えた日が、1960年代と比べて約3倍に増えていることに触れ、「国や企業の努力で、日本では空気がきれいになっている」ことが紹介された。プラネタリウム鑑賞では、体育館で星や星座を鑑賞。銀河系での太陽や地球の位置関係など宇宙についての理解を深めた。子どもたちは、高精細な映像に見入っていた。

 

 授業後のアンケートでは、「まさか学校で自分の好きなプラネタリウムと見られるとは思っていなかったので、とてもうれしかった。今回のプラネタリウムは特に環境のことを考えさせられた」「地球をこわし続けるのをとめるために、私から家族へ、家族から親戚友だちへ、このことを伝えていって、一人一人が意識していくことが大事だと思った」などの感想が寄せられた。

 

プラネタリウムでは美しい星座などが映し出された

 このプロジェクトは、環境負荷低減に配慮した製品の開発に取り組んでいる三浦工業が今年5月に設立60周年を迎えたのを記念した社会貢献事業の一つ。「そのひらめきに、愛はあるか」を合言葉に、環境問題を考えるきっかけを提供している。全国7校の小学校で実施を予定しており、今回が6校目。


三浦工業の教育プログラム

>>プラネタリウム環境教育プロジェクト

(2019年11月16日 22:55)
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