日本絵本賞表彰式...第28回大賞の荻田泰永さんと井上奈奈さん、笑顔で受賞
大賞受賞作「PIHOTEK 北極を風と歩く」を手にする荻田さん(左)と井上さん
「第28回日本絵本賞」(全国学校図書館協議会主催、松岡マジック・ブック・ヘリテージ協賛、読売新聞社、中央公論新社特別協力)の表彰式が6月22日、城西国際大・東京紀尾井町キャンパスで行われた。
今回の大賞は「PIHOTEK(ピヒュッティ) 北極を風と歩く」(文・荻田泰永、絵・井上奈奈、講談社)。冒険家の荻田さんは「読んだ人が、自分のできる冒険をしようという気持ちになったらうれしい」と話し、井上さんは「本を作ることでしか到達できない世界があると思ってずっと続けてきただけで、賞は驚きでした」と語った。
式典には読売新聞グループ本社の山口寿一社長がビデオメッセージを寄せ、「少子化、本離れが進む中で、児童図書の販売額はここ数年、右肩上がり。子供の読書活動を推進し、活字文化振興のお手伝いに引き続き取り組んでまいりたい」と述べた。
(2023年6月23日 20:00)