第29回「日本絵本賞」受賞作品決定
この記事は、教育ネットワーク参加団体「(公社)全国学校図書館協議会」からのお知らせです
第29回「日本絵本賞」の最終選考会が4月16日に行われ、4点の受賞作品が下記のとおり決定いたしました。
表彰式は7月29日(月)に東京都内において、受賞者を招いて行います。受賞した作家、画家には賞状、盾および賞金を、出版社には賞状および盾を贈呈します。
【主催】公益社団法人全国学校図書館協議会 【協賛】一般社団法人松岡マジック・ブック・ヘリテージ 【特別協力】読売新聞社、中央公論新社
受賞作品
■ 日本絵本賞 大賞
『ゆうやけにとけていく』
ザ・キャビンカンパニー/作、小学館
■ 日本絵本賞
『おきにいりのしろいドレスをきてレストランにいきました』
渡辺朋/作、高畠那生/絵、童心社
■ 日本絵本賞
『かぜがつよいひ』
昼田弥子/作、シゲリカツヒコ/絵、くもん出版
■ 日本絵本賞
『どんぐり』
たてのひろし/さく、小峰書店
※今回は「日本絵本賞翻訳絵本賞」は該当作品なし
公益社団法人全国学校図書館協議会では、絵本芸術の普及、絵本読書の振興、絵本出版の発展に寄与することを目的として、優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」を1995年より実施しています。これは、1年間に日本で出版された絵本の中から、特に優れた絵本に「日本絵本賞大賞」、優れた絵本に「日本絵本賞」、翻訳絵本の優れた絵本に「日本絵本賞翻訳絵本賞」を授与するものです。
選考は、全国学校図書館協議会の絵本委員会(常設)において、全国学校図書館協議会図書選定で合格した新刊絵本の検討・評価を重ね、「日本絵本賞最終候補絵本」を選びます。次に、作家、画家、絵本研究者、美術評論家など、主催者が委嘱した最終選考委員により、最終選考会を行い、授賞を決定します。
今回は2023年1月から12月までに刊行された絵本の中から、全国SLA選定委員会で選定された絵本855点(うち翻訳絵本284点)のうち、絵本委員会によって選ばれた「第29回日本絵本賞最終候補絵本」30点(うち翻訳絵本12点)が対象となりました。