堀川惠子さん「事実に迫る」...西南学院大学で読書教養講座
「暁の宇品」「原爆供養塔」などの著書で知られるノンフィクション作家、堀川惠子さん=写真=を講師に迎えた「読書教養講座」(西南学院大、活字文化推進会議主催、読売新聞社主管)が6月6日、福岡市の西南学院大で開かれ、約150人が聴講した。
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読売新聞社が進める21世紀活字文化プロジェクトの一環。堀川さんは広島テレビの記者を経て、ノンフィクション作品を執筆。「暁の宇品」で大佛次郎賞を受賞した。
この日は「悠遠の事実に迫る」と題し、記者から作家に転身したことについて「取材したことを細かなことまで書く本の仕事が向いていると思い、自分が書かないと埋もれたままになっていく事実があると考えた」と語った。また、被爆者と向き合った取材について「知った者として責任があるという決意と、苦しみがあった」と振り返った。
【堀川さんの著書を読んだ学生らも登壇した】
※この事業は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成を受けて実施されました。
(2024年6月 7日 13:00)