全国高校ビブリオバトル代表、広島で決定

「世界のサメ大全」の魅力を熱く語る佐木さん(広島市中区で)

佐木遙月さん、図鑑「世界のサメ大全」を紹介

 高校生の書評合戦「全国高校ビブリオバトル」の広島県大会(ひろしまビブリオ実行委員会主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社など後援)が28日、広島市中区の広島大東千田キャンパスで開かれ、県立広島皆実高3年の佐木遙月(はるな)さん(17)が優勝した。年明けに東京都で開かれる全国大会に県代表として出場する。


 県大会には13人が出場し、4人が決勝に進んだ。5分の制限時間でお薦めの一冊を紹介し、会場からの質問にも回答。全員の発表を聞き終えた聴衆が、一番読みたいと思う本に投票した。


 佐木さんは、サメ愛好家が125種の特徴を1匹ずつイラストで解説した図鑑「世界のサメ大全」(めかぶ著、田中彰監修、SBクリエイティブ)を紹介。図鑑を片手に壇上を行き来しながら、身ぶり手ぶりを交えて魅力を語り、「読書好きな皆さんの息抜きにぴったりな本。ぜひ手に取って、あなたの"推しザメ"を見つけて」と呼びかけた。


 佐木さんは昨年に続く2度目の出場で、取材に「去年は決勝で負けて悔しかった。リベンジできてうれしい」とはにかんだ。全国大会に向けて「プレッシャーは大きいし、緊張すると思うけど、決勝で戦った人たちの思いも背負って、精いっぱい頑張りたい」と抱負を語った。

(2024年7月31日 12:54)
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