全国高校ビブリオバトル代表、熊本で決定
熊本県大会で優勝した家入さん
高校生が好きな本を紹介し、書評の技術を競う「全国高校ビブリオバトル」の熊本県大会(くまもと森都心プラザ図書館主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社など後援)が12日、熊本市西区のくまもと森都心プラザで開かれた。大津高2年の家入雪花さん(16)が優勝し、来年行われる全国大会に出場する。
家入雪花さん、「方舟」を紹介
家入さんは、出入り口がふさがった山奥の地下建築で起こる殺人事件を描いた「方舟」(夕木春央著、講談社)を紹介。「被害者はなぜ殺されたのか、新たな被害者は出るのか、怒涛(どとう)の展開が待っている。衝撃のラストをぜひ読んでみてください」と話しかけた。終了後、「まさか優勝できるとは思わなかった。全国でもこの本の魅力を伝えたい」と意気込んだ。
大会には、大津、北稜、城北、第一、高森、熊本マリスト学園から6人が参加。持ち時間1人5分で、会場の約90人を前に本の魅力を語り、質疑応答も行われた。優勝者は観客の挙手による投票で決まった。
(2024年8月22日 11:10)