全国高校ビブリオバトル代表、京都で決定

府大会で優勝した川島さん(伏見区で)

 高校生がお薦めの本を紹介し、聴衆が読みたくなった本に投票する「全国高校ビブリオバトル」京都府大会(龍谷大学図書館主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社など後援)が10月5日、伏見区の龍谷大深草キャンパスで開かれた。

 

川島慶さん、恋愛ミステリー「恋に至る病」を語る

 京都府内6校の7人が出場し、それぞれが魅力を感じた1冊を約5分間で発表。府立北嵯峨高(右京区)2年川島慶さん(16)が優勝し、来年1月26日に東京都千代田区のよみうり大手町ホールで開かれる決勝大会に出場する。

 

 川島さんは、誰からも好かれる女子高生が150人以上を自殺へ導くミステリー恋愛小説「恋に至る病」(斜線堂有紀著、KADOKAWA)を紹介。「愛の狂気と善悪の曖昧さが魅力」と力説し、強弱をつけた話し方で聴衆を引きつけた。

 

 昨年の府大会では優勝を逃した川島さん。「今回は絶対勝とうと思っていた。有言実行できてうれしい」と笑顔を見せ、「いかに興味を持ってもらえるかが勝負。自分の『好き』を伝えられれば」と決勝大会に向けた意気込みを語った。

(2024年10月28日 12:45)
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