全国高校ビブリオバトル代表、愛媛で決定

「あきらめません!」を紹介する青山さん(松山市で)

 高校生がお気に入りの本の魅力を語る書評コンテスト「全国高校ビブリオバトル」の県大会(媛の国ビブリオバトル実行委員会主催、読売新聞社後援)が20日、松山市の松山東雲女子大で開かれた。5校の7人が出場し、済美平成中等教育学校5年の青山和加さん(16)が優勝した。

 

青山和加さん、チャンプ本は小説「あきらめません!」

 1人5分の持ち時間で、一推しの本を紹介。観衆が「最も読みたい」と思った本に投票して「チャンプ本」を選んだ。

 

 青山さんは、垣谷美雨さんの小説「あきらめません!」(講談社)を取り上げた。

 

 定年退職後に田舎に移住した主人公が、閉鎖的な地域社会の「見えない壁」に立ち向かい、市議会議員に立候補する物語。「『女性の活躍』というのが物語の重要な軸。この本を読むと背筋が伸びて、自分の中に一本芯が通ったような前向きな気持ちになる」と語り、1位となった。

 

 青山さんは来年1月26日、東京都千代田区の「よみうり大手町ホール」で開かれる全国大会に出場する。

(2024年10月29日 16:15)
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