全国高校ビブリオバトル代表、岩手で決定
優勝した盛岡北高の小倉さん(県立図書館で)
高校生がお薦めの本を紹介し合い、最も読みたい本を聴衆の投票で決める「高校ビブリオバトル岩手県大会」(岩手県大会実行委員会主催、県立図書館など共催、県教委、岩手県立大学、岩手大学、盛岡大学など後援)が10月27日、盛岡市の県立図書館であり、盛岡北高1年の小倉このはさんが優勝した。
小倉このはさん「ほどなく、お別れです」を紹介
7校から11人が参加し、小倉さんは、葬儀場でアルバイトをする女子大生が、様々な別れの形と遭遇していく「ほどなく、お別れです」(長月天音著、小学館)を紹介。「日常生活を送っていると『もう死にたい』と思ってしまうようなことがありますが、そんな感情を『死にたくない、生きたい』に変えてくれる不思議な力を持っている本です」と力強く語りかけた。
来年1月によみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開催される決勝大会に県代表として参加する小倉さんは「演劇部で培っている表現力を生かしながら、この本の魅力を全国に発信したいです」と笑顔を見せていた。
準チャンプ本は宮古高1年の畠山未朱さんが紹介した「水の柩」(道尾秀介著、講談社)だった。
(2024年11月 8日 20:15)