全国高校ビブリオバトル代表、石川で決定
「空想科学読本」の魅力を語る俵さん(4日、野々市市で)
高校生がお薦めの本の魅力を語る「全国高校ビブリオバトル」の石川県大会(県大会実行委員会主催、読売新聞社など後援)が11月4日、野々市市の「学びの杜ののいちカレード」で開かれ、北陸学院高1年の俵椛恋(かれん)さん(16)が優勝した。
俵椛恋さん、チャンプ本は「空想科学読本」
石川県大会には、県内3校から5人が出場。身ぶり手ぶりを交えながら、本の魅力を5分間でアピールし、聴衆から作品に関する質問を3分間受けた。観客約40人が最も読みたいと感じた本に投票し、優勝を決めた。
俵さんは「空想科学読本」(柳田理科雄著、KADOKAWA)を紹介した。作品は2022年に刷新されたもので、人気アニメのキャラクターなどを科学的観点から解説する内容だ。俵さんは「アニメの場面や技を専門的な知識を交えながらわかりやすく解説し、苦手な人でも科学の面白さに引き込まれる」と熱弁。優勝が決まると、「優勝するとは思ってなかったのでびっくりした。優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
俵さんは、来年1月26日に東京都千代田区の「よみうり大手町ホール」で開かれる全国大会に出場する。
(2024年11月11日 15:20)