全国高校ビブリオバトル代表、奈良で決定
本の魅力を語る川西さん(奈良市で)
高校生が好きな本を紹介し、聴衆が最も読みたいと思った本を決める「第11回全国高校ビブリオバトル奈良県大会」(県立図書情報館主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社など後援)が11月16日、奈良市の県立図書情報館で開かれた。県立郡山高校1年の川西花鈴(かりん)さん(16)が優勝した。来年1月26日によみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開催される決勝大会に出場する。
川西花鈴さん、チャンプ本は「令和ブルガリアヨーグルト」
奈良県内の高校生6人が出場。発表者は1人5分間の持ち時間で、本の見所や魅力について熱弁を振るった。その後の2分間では、「この本を選んだきっかけは」「もし自分が主人公だったら」など、聴衆からの質問に答えた。発表終了後、聴衆約30人が投票して優勝者を決めた。
川西さんは「令和ブルガリアヨーグルト」(宮木あや子著、角川書店)を紹介。「一人称が『吾輩(わがはい)』の乳酸菌が出てくる。主人公の女性が成長して夢に向かって挑戦する姿も見られて、読んだ後はタイトルにふさわしいさっぱり感が残る」と丁寧に解説した。
1月の決勝大会にむけて「本のタイトルだけでは分からない魅力を伝えられるように頑張りたい」と意気込んだ。
(2024年11月30日 18:20)