全国高校ビブリオバトル、宮崎大会は新名優太さんV

「夜市」の魅力を語る新名さん

 高校生がお気に入りの本の書評を競い合う「宮崎県高校ビブリオバトル大会」(ビブリオバトル生徒実行委員会、宮崎県教育委員会主催)が10月18日、宮崎市の県庁と宮交シティで開かれた。恒川光太郎さんの小説「夜市」(KADOKAWA)を紹介した都城泉ヶ丘高2年、新名優太さん(17)が優勝した。

 

小説「夜市」を紹介

 大会には15人が参加。持ち寄った本について、1人5分間で魅力を紹介し、質疑応答の後、観客らが読みたくなった本を紹介した人に投票した。

 

 新名さんは「夜市」について、何でも手に入る妖怪の市場で弟を売って野球の才能を手に入れた男が主人公の物語だと紹介。「弟を売ってしまったことへの主人公の葛藤が魅力」と語った。

 

 新名さんは2026年2月8日に東京都港区のTAKANAWA GATEWAY CITYで開催される「第12回全国高校ビブリオバトル」(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、JR東日本特別協力)に出場する。

(2025年10月22日 11:40)
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