全国高校ビブリオバトル、島根大会は柳浦果歩さんV
高校生がお気に入りの本の魅力を紹介し、最も読みたくなった一冊を聴衆の投票で決める「全国高校ビブリオバトル」の島根県大会(実行委員会主催、読売新聞社など後援)が12月13日、松江市浜乃木の県立大松江キャンパスで開かれた。ミステリー小説「名探偵のままでいて」(小西マサテル著、宝島社)を紹介した県立松江北高2年の柳浦果歩さん(17)が優勝した。
ミステリー「名探偵のままでいて」を紹介
8校8人が出場し、1人5分の持ち時間の中で本の魅力を身振りや言葉で表現。質疑応答の後、会場の約80人による投票が行われた。主人公の祖父が認知症の名探偵として不思議な事件に挑む同小説を柳浦さんは「温かい物語で読む人の心を満たしてくれる一冊」と紹介し、最も票を集めた。
優勝した柳浦さんは、全国大会に向けて「より多くの人に本の魅力を伝えられるチャンスだと思って頑張りたい」と意欲を語った。
柳浦さんは、来年2月8日に東京都港区の「TAKANAWA GATEWAY CITY」で開かれる全国大会(活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、JR東日本特別協力)に出場する。
(2025年12月18日 13:30)



