全国中学ビブリオバトル代表、徳島で決定...高校も

中学生の部で優勝した碓井さん

 中高生が書評の技術を競う「徳島県中学生・高校生『書評合戦』」(県教育委員会など主催、読売新聞社など後援)が11月17日、徳島県板野町の県立総合教育センターで開かれた。6人が出場した中学生の部では、徳島市国府中2年碓井智治さん(13)が、10人で競った高校生の部では県立川島高2年加藤千洋さん(17)が優勝した。2人は全国大会に出場する。

 

中学は碓井智治さん、推理小説「ぎんなみ商店街の事件簿」シリーズを語る

 発表時間は1人5分。会場からの質疑も受けた後、観客らが最も読みたいと感じた本に投票した。

 

 碓井さんは、井上真偽さんの推理小説「ぎんなみ商店街の事件簿」シリーズを紹介。「同じ事件を2冊で取り上げ、1冊ずつ異なる視点から推理する、意外で新しい感覚の本」と語った。

 

高校は加藤千洋さん、小説「僕は上手にしゃべれない」を紹介

 加藤さんは、吃音(きつおん)の主人公が放送部に入部し、成長する姿を描く椎野直弥さんの小説「僕は上手にしゃべれない」を取り上げ、「私も人前で話すことが苦手なので、勇気をもらえた」と述べた。

 

 中学生の全国大会は来年3月9日に立命館大衣笠キャンパス(京都市)、高校生は来年1月26日によみうり大手町ホール(東京都千代田区)で開催される。

(2024年11月30日 18:45)
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