全国中学ビブリオバトル代表、福井で決定

取り上げた本の魅力を語る今村さん(福井市で)

 中学生がお薦めの本の書評を競い合う「福井県中学生ビブリオバトル」(福井県教育委員会主催、活字文化推進会議共催、読売新聞社後援)が11月23日、福井市の県立図書館で開かれ、福井大付属義務教育学校9年の今村結理さん(15)が最優秀賞に選ばれた。今村さんは、来年3月に京都府で開催予定の全国大会に出場する。

 

今村結理さん、チャンプ本は「毎月新聞」

 中学生19人が参加し、5分の制限時間の中で本の魅力を語り、予選を勝ち抜いた6人が決勝に進んだ。

 

 今村さんは、「毎月新聞」(佐藤雅彦著、毎日新聞社)を紹介。「じゃないですか」といった言葉遣いや、動き出した物事をリセットする難しさなどについての作者の気づきや考えを、事例を挙げて丁寧に説明。「ただ、読んで終わらず、日常の中で考えられるようになる」などと訴えた。

 

 優秀賞には、「告白」(湊かなえ著、双葉社)を取り上げた福井市立清水中1年、宮下まりなさん(13)が選ばれた。

(2024年12月 4日 12:45)
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