全国中学ビブリオバトル代表、長崎で決定
ビブリオバトルで優勝した秀島さん
「第4回長崎県中学生ビブリオバトル大会」(県中学生ビブリオバトル実行委員会主催、活字文化推進会議共催、読売新聞西部本社など後援)が12月15日、長崎市の長崎南山学園で行われ、県立長崎東中の秀島鳴(なる)さん(3年)が最優秀賞に選ばれた。秀島さんは来年3月に京都市で予定されている全国大会に出場する。
秀島鳴さん、ミステリー「私が先生を殺した」を語る
長崎県内の中学生7人が出場した。1人5分で小説や自己啓発本など、お薦めの本を紹介し、来場者が最も読みたくなった本に投票した。
秀島さんは、高校を舞台にした事件を描いた桜井美奈さんのミステリー小説「私が先生を殺した」(小学館文庫)を取り上げ、小説に出てくる生徒の目線であらすじを力説し、聴衆を引きつけた。秀島さんは「自分が一番印象に残っている章にこだわって話せた。全国大会でも、しっかりと本の魅力を伝えたい」と意気込んだ。
多いときには2日で1冊の本を読破するという秀島さんは「全国から本好きが集まるので、自分の興味のある分野を広げられると思うと楽しみです」と話していた。
優秀賞は時津町立時津中の本多悠人君(2年)だった。
(2024年12月25日 10:55)