全国中学ビブリオバトル、東京大会は吉原香陽さんV
オススメ本を発表し、聴衆の投票で最も読みたくなった本を決める書評合戦「全国中学ビブリオバトル東京大会」が12月14日、千代田区神田神保町の日本出版クラブで行われた。都内を中心に首都圏から24人が参加し、東京・八王子市立由木中2年の吉原香陽(こはる)さん(14)が発表したミステリー小説「でぃすぺる」(今村昌弘著、文芸春秋)が最多票を集めてチャンプ本に輝いた。
ミステリー小説「でぃすぺる」がチャンプ本
吉原さんは、来年3月22日に千代田区大手町のよみうり大手町ホールで開かれる全国中学大会に出場する。
東京大会は、活字文化推進会議主催、読売新聞社主管、都教育委員会後援で行われた。吉原さんは6組に分かれて行われた予選を突破し、決勝に進出。5分間の発表で、死んだいとこがパソコンに残した七不思議の謎を巡る小説について、「真相はミステリーなのか、オカルトなのか」「書名に登場人物の行動、心情、そして結末に至るまで閉じ込められている。本当の意味は、この本を読むことでしか分からない」と紹介し、聴衆の関心を集めた。
吉原さんは、「緊張するかと思ったけれど、発表するのが楽しみで、緊張せずに楽しくできました。(全国大会で)絶対優勝します」と話した。



