この記事は、教育ネットワーク参加団体「NPO法人 海さくら」からの報告です
NPO法人「海さくら」は1月19日(土)、海草「アマモ」の第2回植え付けを実施しました(写真1)。
写真1(提供・富田浩司) |
「海さくら」は、海底にアマモの森を復活させる「海創造プロジェクト」を2015年にスタートさせました。昨年4月には、市民の協力を得て初めてアマモを植え付けましたが、夏の高水温などにも阻まれ、アマモは根付くことなく姿を消してしまいました(写真2)。
>>第1回の様子を読む(教育ネットワーク会報41号「アマモできれいな海取り戻そう)
写真2(提供・ダイビングショップ「NANA」佐藤 輝) |
しかし、反省と改善を繰り返し、苗の植え付けに再挑戦にこぎつけました。今回は、潮の干満の関係で、潜水しての作業となりました。葉山のダイビングショップ「NANA」のスタッフの協力を得て、前回よりも成長した約50センチの苗、8ポット約50株を、砂利なども敷き詰め植えました。「海さくら」のごみ拾い隊長を務める6人グループASE BOUNDも立ち会い、見守りました(写真3)。
写真3(提供・上重泰秀) |
昨年来、計96ポット約500株の苗を育成しました。今回植えなかった88ポットは、県などの許可が下り次第、同じ江の島の他の海岸部に植える予定です。
アマモを苗から育て、新たな場所に定着させるむずかしさと厳しさを日々実感しています。しかし、いつかアマモが江の島の海に定着する日が来るように、専門家のアドバイスのもと改善を続け、皆さんと一緒にアマモの森のある、よりきれいで素敵な海にしたいと心から願っています。
(海さくら・古波蔵梨沙)