埼玉県坂戸市の城西大経営学部で4月25日、新聞制作に使われるデジタル技術について、読売新聞社員が出前授業を行った=写真=。
同学部でプログラミングやウェブデザインを教えている栗田るみ子教授(教育工学)が企業研究の一環として依頼した。栗田教授のゼミの4年生約40人を前に、制作局技術一部の清土(せど)桂一郎部員が講師を務めた。本社の技術社員が大学で出前授業を行ったのは、今回が初めて。
記事や画像の送稿から紙面レイアウト、印刷、発送に至るまで、新聞社では様々な電子システムが構築、運用されている。
清土部員は、学生同士で話し合うグループワークを交えながら、システムの概要を説明。アプリやタブレットで情報を配信するデジタルサービスの展開についても紹介した。
受講した吉田捷人さんは「新聞制作の具体的な流れが分かった。ニュースは携帯でチェックすることが多いが、新聞もデジタルサービスを提供するなど、時代に合わせて変化していると感じた」と話していた。
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