元国際部記者が「新聞の読み方」指南 東京・桐朋中高

講義を参考に新聞に目をやる生徒ら

 東京都国立市の私立桐朋中・高等学校で1月25日、読売新聞を使った出前授業が行われた。授業を受けたのは、同校の中学2年生約260人。講師は読売新聞東京本社教育ネットワーク事務局の佐藤伸専任部長が務めた。カイロ、パリ、ジュネーブの海外支局で特派員として活躍してきた経験を踏まえた授業だ。

 授業に先立ち、一人ひとりに当日の読売新聞が渡されると「もう読んでる!」といった声も聞かれた。同校の調査では、半数近い生徒が新聞を読んでいるという。

 

 佐藤専任部長は、当日の紙面を使って新聞の読み方を解説した。「読みたい記事を探すには一面上の目次を見てください」「新聞を開いたら見出しの大きさで、その日の記事の重要性がわかります」などと解説するたびに、生徒たちは手にした新聞をめくりながら政治、経済、社会、スポーツ、文化など様々な記事がページごとに掲載されていることを実感したようだった。

 

 授業は、ヨーロッパ、中東のニュースをカバーした特派員時代の話や戦場取材で危ない目にあったことなどや中東のイスラム過激派組織「イスラム国」の話や、これに関連して昨年11月の爆弾や銃撃により100人以上が死亡した仏・パリ同時テロ事件などを取り上げながら、「フランスは自由、平等、博愛の精神を重んじる国で、優秀であれば人種や宗教を問わず大臣になれる。皆さんも差別には反対と思っているでしょうけど、身近なことを振り返り、果たして自分はそう言えるのか考えてみてください」と締めくくった。

 同校の竹田稔教諭は、「中学2年生は3年次から社会科で公民を学びますし、選挙権年齢も18歳に下がりましたので新聞を読んで、少しでも社会に対する興味を持ってもらえればと願っています」と話した。

 


読売新聞社の出前授業(学校向け)

(2016年1月27日 11:24)
TOP