新聞「習慣」で感染予防
コロナウイルスの感染拡大で、外出もままならないこの時期、皆さんのご家庭でもさぞかし大変な思いをされているでしょう。とくにお子さんがいるとそのご苦労はいかばかりか。
ここで「自宅学習」でヒントを一つ。我が家では、子どもたちの勉強は自室ではなく家族がいるスペースでやることになっていました。こうすることで勉強もはかどり、家族のコミュニケーションも同時にとれる。昔、流行したあのフレーズを使えば...自宅学習はどこでやるの?
「居間でしょ!」
私の最近の講演でもずっと強調していることです。皆さんもどうぞ、実践してみてください。
新聞には、自宅を出られないこの状況下でいいアイデアがいっぱい紹介されていますね。読売新聞の社会面で連載している「外出自粛 どう過ごす」のコラム、あれはとても参考になりますね。毎日、下宿している娘にも送っています。
こういう記事を読んでいると、新聞を購読している人と、そうでない人との差は相当出てしまいますね。人生観も変わってしまうのではないでしょうか。新聞に親しむことを呼びかける「新聞週間」が年に2回ありますけど、いっそのこと「新聞習慣」になってほしいですね。新聞には、生きるためのアイデアがいっぱい詰まっています。
コロナウイルスの影響で人生観にもいろいろ変化が出ているように思います。悪影響を考えればきりがないですが、普段当たり前にやっていたことの大切さに改めて気づかされたという人も多いのではないでしょうか。手洗い、うがい、健康といった習慣。家族、友人、仕事仲間とのつながり方。そして、会話やコミュニケーションのあり方...そうそう、「飲み会」だって例外ではありませんよね。
自分はこの機会に「習慣力」を広めようと思います。世界中の当たり前の事が阻まれるいまだからこそ、情報をたくさん取り入れて正しいことを考え、それを行動に移して続けるという「習慣力」。その基礎になるのが、毎朝自宅に届く新聞です。習慣として深く読んでいると、やってはいけない事は何かということをはっきりと教えてくれて、何だか心が「消毒」されていくようです。
やっぱり新聞っていいね!
新聞には、親子の対話に役立つきっかけやヒントがたくさんあります!
酒井勇介:教育支援会社「エデュピーチ」社長。早大卒業後、学研を経て、現在は家庭教育プロデューサー。学校、家庭で新聞の活用を訴える「新聞大使(アンバサダー)」を自任し、全国で講演活動を続けている。春の象徴である桜より一足早く咲く桃の花のように、多くの子どもたちの才能をいち早く開花させたいという思いから、主宰する会社の名前にも「ピーチ」をあしらっている。
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